【慶應通信】図書館・情報学【Eスクーリング】

学び

皆様、お疲れ様です!22年秋のEスクーリングは二つ受講して一つは『図書館・情報学』でした。科目選択でチョイスできたので選択してみました!

科目名
図書館・情報学
担当教員名
根本 彰
科目設置文学部専門教育科目授業形態秋期メディア授業
科目種別・類第1類単位2
キャンパス共通開講学部経済学部、法学部でも開講する。
設置年度2022授業コードM2211
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授業科目の概要

図書館情報学において「情報リテラシー」は、メディア・コンテンツへのアクセス能力を指す言葉で、テクノロジーの発達に応じてその習得・活用・提供技術の更新が求められる、生きたテーマである。

情報が氾濫する社会を生きる私たちにとって、第一次資料の保存庫であり、公共の情報サービス機関である図書館は、信頼の置ける、身近な情報拠点だ。これからの図書館は、図書の貸出し、検索技術の提供にとどまらず、利用者の情報リテラシーを導くといった教育的な役割も自覚的に担ってゆく必要がある。

そして今日、学校での情報リテラシー教育も喫緊の課題となっている。日本の教育現場において、情報リテラシー教育の重要性は意識されてきたが、それはコンピューターなどの情報通信技術を使いこなす技能という認識にとどまってきた。だが、真の情報リテラシーとは、情報を探索し、評価し、それにより自分の問題を解決できる能力、さらにはその力をもって批判的思考を展開できることをいう。本書では、日本の教育制度と図書館の社会史をふりかえることで課題を浮き彫りにし、今後どのような改革をなすべきか、欧米の学校の動向と比較しつつ方向を示す。

授業科目の内容

第1回講義内容
日本の教育問題を異なった角度から考察する ・自己紹介 ・授業の目標と進め方 ・授業の目的についての補足 ・図書館情報学の位置付けとスタンスについて

第2回講義内容
情報リテラシーとは何か(テキスト:はしがき、第 1章) ・「夜の図書館」=「知」のネットワークをたどること ・情報リテラシーを実践してみる ・絵画を探すための情報リテラシー

第3回講義内容
情報リテラシーを身につけよう(第 2章) ・リテラシーと読書 ・情報リテラシーを使う機会とその学び ・情報のフローとストック リテラシーと情報リテラシー(第 3章) ・リテラシーから情報リテラシーへ ・ネットにあるものは「知」の世界のどの部分か

第4回講義内容
リテラシーと情報リテラシー(第 3章)続き 情報リテラシーの構造と過程 ・ネットの仕組みと限界 ・情報を獲得するためのスキル ・情報リテラシー教材としてのWikipedia ・情報産業との関係 ・情報リテラシーの階梯 ・レファレンス

第5回講義内容
情報リテラシー教育の目標(第 3章の続き) [演習課題]KOSMOSを用いた演習 ・資料の種類 ・資料の配架 ・NDCについて ・学校における学びと情報リテラシー ・生涯学習と情報リテラシー ・〇〇リテラシーと市民リテラシー

第6回講義内容
江戸時代は学びがあふれていた(第 4章) ・近世における日本人の読み書き能力はどれくらいか ・武士の学びと庶民の学び ・文字社会の形成と民衆読書 ・文庫と知のネットワーク

第7回講義内容
明治政府は「知」を制限した(第 5章) ・明治政府の教育政策 ・近代における図書館の位置付け ・昭和・平成期の図書館 映画『図書館と子どもたち』(日本図書館協会, 1979)

第8回講義内容
図書館がようやく追いついてきた(第 6章) ・図書館の昔と今 ・図書館の基本的業務 ・図書館員の資格制度の在り方 ・アメリカの図書館像

第9回講義内容
司書は専門職になれなかった(第 7章) ・専門職の社会学 ・博物館と図書館の比較 ・学芸員と司書の関係 「ニューヨーク公共図書館・エクスリブリス」予告編

第10回講義内容
大学入試改革の課題と探究型の学び ・教育改革と高大接続 ・欧米の学校における学び ・情報リテラシーのための図書館

第11回講義内容
情報リテラシーをもう一度考える(第 9章) ・学びのあり方 ・リテラシー、情報リテラシー、高次リテラシー ・インフラとしてのデジタル情報ネットワーク

第12回講義内容
総括

成績評価方法

科目試験の結果、課題(レポート・小テスト)および授業の視聴状況による総合評価。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

情報リテラシーのための図書館/根本彰 みすず書房 2017

オンライン授業システム内で配布する
授業期間中、K-LMS(Canvas LMS)上で指示する

参考文献

アーカイブの思想:言葉を知に変える仕組み/根本彰 みすず書房 2021
独学大全/読書猿 ダイヤモンド社 2020
実践 自分で調べる技術/宮内泰介、上田昌文 岩波新書 2020
図書館情報学概論/デビッド・ボーデン、リン・ロビンソン 勁草書房 2019
江戸庶民の読書と学び/長友千代治 勉誠出版 2017
日本の 15歳はなぜ学力が高いのか?/ルーシー・クレハン 早川書房 2017
哲学する子どもたち:バカロレアの国フランスの教育事情/中島さおり 河出書房新社 2016
思考を深める探究学習 : アクティブ・ラーニングの視点で活用する学校図書 館/桑田てるみ 全国学校図書館協議会 2016

受講上の要望、または受講上の前提条件

この授業は、ネット社会におぼれることなく日常生活を送るために必要な情報リテラシーを身につけることの重要性を知り、合わせてその具体的なノウハウの入口について学ぶ。各回に教科書の該当章を示しているので事前に読んでおくことが必要である。また、レポート課題に取り組むために、インターネット利用環境と図書館利用環境があることが条件になる。

課題(レポート・小テスト)

それぞれ1回ずつ実施。E-スクーリングの所定の画面にて、10月上旬に締切日と課題内容、小テスト実施時期をお知らせいたします。

受けてみて

 大学での学びには必要不可欠な図書館。いかに文献資料に辿り着くのかはかなり重要です。図書館での情報利用に関して、今まで皆さんはかなりボンヤリとしてきてしまっていたのではないでしょうか。そこらへんのボンヤリの部分がかなり明確になる授業だと思います。

 E‐スクーリングはオンラインで受けれるので、自分の都合に合わせてできるのがとても良いです。社会人で学ぶにあたり、こういった感じで授業受けれるのはかなり大きいです。私としてはもっとオンラインスクーリングで受けれる科目を増やしてほしいです。
 レポートは課題に対して、かなり支離滅裂な回答をした気がします・・・・。

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