【読書】聖書考古学【長谷川修一】

慶應義塾大学通信

お疲れ様です!皆様、お元気でしょうか?今回、読んだのは長谷川修一先生の「聖書考古学」です。慶應の科目「オリエント考古学」の履修の為に参考として読んでみました。

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著者概要

長谷川 修一
1971年(昭和46年)、静岡県に生まれる。立教大学文学部史学科卒業。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学。ハイデルベルク大学(ドイツ)神学部博士課程に学び、テル・アビブ大学(イスラエル)大学院ユダヤ史学科博士課程修了(Ph.D)。1998年よりイスラエルのエン・ゲヴ遺跡、テル・レヘシュ遺跡で発掘調査に従事。立教大学兼任講師、東京大学非常勤講師、古代オリエント博物館共同研究員などを経て、盛岡大学文学部社会文化学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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書籍概要

聖書の記述には、現代の我々からすると荒唐無稽に思えるエピソードが少なくない。いったいどの程度まで史実を反映しているのだろうか。文献史料の研究にはおのずと限界があり、虚実を見極めるには、遺跡の発掘調査に基づくアプローチが欠かせない。旧約聖書の記述内容と考古学的知見を照らし合わせることにより、古代イスラエルの真の姿を浮かび上がらせる。本書は現地調査に従事する研究者の、大いなる謎への挑戦である。

Amazonより引用

読んでみて

インディアナジョーンズなど聖書を題材にした考古学ドラマが散見されますが、本当にロマンに満ち溢れていると思います。東洋人の私からしてみると、ただの与太話の集合体かとも考えてしまう聖書の存在ですが、かなり面白かったです。ただこの書籍に突入する前に、旧約聖書や古代イスラエル民族や周辺地域、メソポタミア文明やユダヤ教についての書籍を読んでおいた方が面白さが倍増すると思います。特に遺跡に関する部分などは少々分かりにくいかもしれません。まあ、5000年も昔の話なのでなかなか分からないことだらけではあると思います。旧約聖書を軸に考古学としてのアプローチは本当に面白いです。何度でも楽しめる一冊です。是非とも読んでみてくださいませ!

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