【読書】図説 旧約聖書の考古学【杉本智俊】

慶應義塾大学通信

皆様、お疲れ様です!元気にしていますでしょうか?今回読んだのは「図説 旧約聖書の考古学」です。こちらは慶應通信のオリエント考古学の履修の為に読みました。

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著者概要

杉本 智俊(すぎもと ともとし)
1958年生まれ。神戸市出身。慶應義塾大学文学部教授。著書に『図説聖書考古学 旧約篇』『コー子ちゃんとすぎもとセンセイの聖書考古学 新訳聖書編』などがある。
Amazonより引用

慶應義塾大学文学部民族学考古学専攻教授。1980年代よりイスラエル国で考古学的発掘調査に携わり、現在は、パレスチナ自治区ベイティン遺跡(ベテル)の発掘調査を指揮している。 ■学歴 慶應義塾大学文学部卒業。Trinity Evangelical Divinity School (米国)終了(M. Div.; M. A.); The University of Sheffield (英国) 終了 (Ph. D.); Hebrew University of Jerusalem, Institute of Archaeology (イスラエル), 訪問研究員。 ■研究分野 西アジア考古学、聖書考古学、聖書学 ■研究業績(著書) Transformation of a Goddess: Ishtar ― Astarte ― Aphrodite, Academic Press and Vandenhoeck & Ruprecht 2014; 月本昭男他編『エン・ゲヴ遺跡 発掘調査報告1998-2004』(分担執筆) リトン 2009年; Female Figurines with a Disk from the Southern Levant and the Formation of Monotheism, Keio University Press 2008; 『図説聖書考古学 旧約篇』河出書房新社 2008年。 ■研究業績(論文など) “Stratigraphy of Tel ‘En Gev, Israel: Correlation among Three Archaeological Missions,” Palestine Exploration Journal 147/3, 195-219, 2015; 「2014 年度 ベイティン遺跡(パレスチナ自治区)における考古学的発掘調査」(共著)『史学』 84/1-4, 523-536, 2015;”History and Nature of Iron Age Cities in the Northeastern Sea of Galilee Region,” Orient 50, 91-108, 2015; 「ベイティン(ベテル)遺跡における考古学的調査の課題」『聖書学論集』46, 6182 2014; “An Analysis of the Stamp Seal with Complex Religious Motifs Excavated at Tel ‘En Gev,” Israel Exploration Journal, 64/1, 9-21, 2014.



CISMOR公開講演会資料より引用

書籍概要

イスラエルの地にある旧約聖書時代の遺跡を訪ね、考古学最新の発掘成果と聖書学の研究を組み合わせて、アブラハム、モーセ、ダビデからバビロニア捕囚の時代までを復元する。聖書考古学の世界への案内書。

読んでみて

図解とあるようにとても写真が鮮明で引き込まれていきます。画像がオリエント考古学に対する知的好奇心を激しくくすぐります。文章の量と質、画像がとてもバランスよくて情報量としてもかなり理解しやすいと思います。キーワードとしては旧約聖書考古学ですね。旧約聖書とは何か?そして、それが歴史的にどうであったのか?だと思います。聖書にはある意味一貫性というか連続性があるのですが、実際問題で歴史的にどうなのだろうかと思うことはごく自然なことだと思います。神との関係性や出来事をどう解釈するのかを含めてとてもロマンがあるし面白い分野だと思います。本当にお勧めの書籍なので手に取って読んでみてくださいませ。

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