皆様、お疲れ様です!テスト向けにちょっとメモ書き保管しようと思います。
冷戦後のロシア外交
対外政策決定過程
(a)アクター
想定されるアクター:大統領(府)、首相、外務省、軍・保安関係機関、議会・政党・世論、国家コーポレーション、マスコミ、シンクタンク
実態:2000年以降、大統領(府)に外交権限は集中(方針策定など)。外務省は決められた方針を実行する主体。(cf共産党と外務省)
(b) 外交思想
大西洋主義(西欧派、アメリカ・ヨーロッパ協調)。ナショナリスト(スラブ派、ネオ・ユーラシア主義、強い独自路線)、リアリスト(中間)
初期エリツィン時代の大西洋主義
・1992年ごろまで。ゴズィレフ外相(-1996)が主唱者。欧米諸国との協調が基本路線。CSCEに紛争処理もゆだねるような姿勢をみせる。
・反発:国内的には経済が破綻、ロシアは国力を喪失する。ナショナリズムも強まる。
転換点
(a)アクターの交代:プリコマフ外相(1996-1998のち首相1999)によるリアリスト外交へ転換(多極化がスローガン)
(b)NATOの東方拡大:1999年ハンガリー、チェコ、ポーランド(第一次)、2004年エストニア、ラトヴィア、リトアニア、スロバキア、スロヴェニア、ブルガリア、ルーマニア(第二次)
(C)旧ユーゴスラヴィア情勢:1999年NATOによる新ユーゴスラヴィア(セルビア)空爆
(d)米外交:南コーカサス諸国への影響力強化(ロシアを経由しないパイプライン建設へ)
ロシアの外交思想の形成
(a)主権:主権の平等と内政不干渉、人道的介入に否定的、正統な政府への支持
(b)勢力圏:大国は勢力圏を持つ。勢力圏の範囲では秩序位置に責任をもつ→介入する
プーチン第一期(2000-2008)のロシアの外交
(a)当初:対米協調(9.11に際して米国支持、中央アジア諸国の領土使用も認めるなど)
(b)米外交とロシアの反発
イラク戦争(2003):独仏と強調してイラク戦争反対
「色の革命」(2003-05):ロシアはアメリカの干渉と認識
第二次NATO拡大(2004)
ミサイル・ディフェンス
(c)国内的には経済成長を続けた
メドヴェージェフ期(2008-2012)のロシア外交
(a)米、コソボ国家承認(2008年6月)
(b)南オセチア戦争(2008年8月)
ロシア、南オセチア、アブハジア国家承認、「新冷戦」論
(c) 「リセット」
2009年オバマ政権の成立、「リセット」、ミサイル・ディフェンスの見合わせ
プーチン第二期(2012-)のロシア外交
(a)アラブの春(2011-12)プーチンに目にはアメリカによる策謀にみえた
(b)2011-12年デモ:同上
(c)ウクライナ危機(2014):クリミア編入へ
(d)シリア内戦への軍事介入(2015)
西側とロシア問題
・ドイツ問題
・ロシア問題
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