【慶應通信】西洋史特殊 地域研究 ロシア メモ書き8

学び

皆様、お疲れ様です!テスト向けにちょっとメモ書き保管しようと思います。

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アジア冷戦の開始 朝鮮戦争

背景
(a)朝鮮半島
1945年朝鮮半島、ソ連赤軍によって解放、米軍やや遅れて半島南に上陸
米ソさしあたり38度線で分断し占領することに合意
→その後二つの政権の成立(アメリカは韓国をどうするか方針定まらず)
(b)日本占領政策の転換
・日本の敗北による「力の真空」:ソ連の進出
・アメリカの対応:対抗する政治勢力はどこかの検討、日本か中国か?
中国派:国民党と共産党の協力関係は前提
→1947年-48年共産党の優勢(1949年、中華人民共和国成立)
→日本の浮上(日本の占領政策転換)
(c)中国の革命
1949年10月(1日) 中華人民共和国成立
ソ連も予期せず:比較的最後の段階まで蒋介石(国民党)に肩入れ
アメリカの対応:
・武力介入(論外、トルーマン台湾不介入を宣言(1950.1.5)
・中ソ離反に期待(←ユーゴスラヴィア(1948.6コミンフォルムから離脱)化を期待)
→アチソン国務長官「不後退防衛線」発言(1950.1.12):北のアリューシャンから、日本列島、沖縄、フィリピン、オーストラリア
朝鮮半島、台湾、インドシナ半島が除外(ただし全く放棄していたわけではない)
問題点:長期的に中ソ離反がありえるとしても、短期的な問題を解決できない、台湾の地位のあいまいさ、朝鮮半島の地位の低さ→相手に間違ったサインを送る
(d)ソ連の原爆開発の成功(1949.8.29)
→トルーマン、水爆開発を命令(1950.1.13)、軍事予算の拡大化
「封じ込め」の軍事化

中ソ会談:共産主義ブロックの形成

朝鮮戦争:熱戦、冷戦の世界化
(a)戦争への道
・北朝鮮の主導
1950.1 金日成(キムイルソン)スターリンに韓国侵攻許可を求める
スターリン4月に面会して支持を与える(1月30日秘密に面会の意図を知らせる)
スターリン、毛沢東の支持を得ることも強調
1950.6.25 北朝鮮、38度線を突破、韓国に侵攻
(b)戦争の展開
・アメリカ=国連軍の対応
アメリカ、即時韓国支援、国連決議により国連軍が韓国支援(ソ連、安保理欠席。北朝鮮と共謀していると取られることを恐れたか?)
9月、仁川(インチョン)上陸作戦成功、北朝鮮軍38度線の北に撤退
・「巻き返し」と中国参戦
トルーマン、マッカーサーに38度線突破を許可
・中国
中国人民解放軍が「義勇軍」として介入(10月)ソ連の指示、キムイルソンら北朝鮮指導部は主導権を失う ソ連空軍(ミグ15)も、中国空軍に偽装し参戦(11月)
米軍、再び押し戻される、マッカーサー中国への原爆使用、全面戦争を要請、解任
・停戦
1951.4-5月ごろ膠着、7月10日ー停戦会議開始、1953.7.27停戦協定


冷戦初期のソ連外交を説明する

(a)国際要因
「力の真空」を埋める:主要因。米ソ以外に力の真空うを埋めることのできるアクターはいなかった。
(b)国内要因
イデオロギー:米ソ対立が、善悪の戦いになるのに貢献。また、東欧諸国や中国、北朝鮮の国体制形成には効果があった
(c)個人
スターリンの役割:いうまでもなく大きいが、別の人間でも似たような選択をした可能性

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