【慶應通信】法哲学【メディア授業】

学び

皆様、お疲れ様です!毎度、ブログの更新が遅れています。今回はメディア授業に登録をした法哲学についてです。何となく面白そうかなと安直な動機で登録をしてみた科目です。

科目名
法哲学
担当教員名
大屋 雄裕
科目設置文学部専門教育科目授業形態春期メディア授業
科目種別・類第1類単位2
キャンパス共通開講学部法学部専門教育科目:法哲学
設置年度2023授業コードM2335
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授業科目の概要

 法哲学のうち、法概念論と呼ばれる分野を中心に講義する。法とは何か、我々はなぜ法を守らなければならないか(あるいは守る必要はないのか)といった法理解の基本問題から出発し、法解釈とその方法論、現代的な批判までの範囲を検討する。具体的な進行は概ね歴史的展開を踏まえることとし、①伝統的理論としての(キリスト教)自然法論を対象として古典的な本質主義的法理解と遵法責務論について踏まえたのち、②近代に対抗的な理論として発展した法命令説・法実証主義を検討し、③反動としての自然法論の復権現象と、異なる立場から行われた有力な主張としての解釈理論について説明する。さらに④アメリカを中心に1980年代以降展開された批判理論以降の動向についても確認する。これらを通じて、法および法解釈という営為の性質に関する理論的な理解を深めることを目的とする。

授業科目の内容

第1回講義内容
イントロダクション

第2回講義内容
法概念論の基本問題

第3回講義内容
自然法論の展開

第4回講義内容
自然法論の展開

第5回講義内容
自然法論の展開

第6回講義内容
自然法論の展開

第7回講義内容
法命令説

第8回講義内容
法命令説

第9回講義内容
法実証主義

第10回講義内容
法実証主義

第11回講義内容
法実証主義

第12回講義内容
法実証主義

第13回講義内容
自然法論の復権

第14回講義内容
自然法論の復権

第15回講義内容
自然法論の復権

第16回講義内容
その後の法実証主義

第17回講義内容
その後の法実証主義

第18回講義内容
解釈理論

第19回講義内容
解釈理論

第20回講義内容
批判理論

第21回講義内容
批判理論

成績評価方法

 ビデオ講義の履修状況に加え、小テスト1回・レポート1回の成績、科目試験の成績による総合判定とする。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

法哲学/瀧川裕英・宇佐美誠・大屋雄裕 有斐閣 2014

参考文献

法哲学/平野仁彦・亀本洋・服部高宏 有斐閣 2002
よくわかる法哲学・法思想〔第2版〕/深田三徳・濱真一郎(編) ミネルヴァ書房 2015
問いかける法哲学/瀧川裕英(編) 法律文化社 2016
現代法哲学講義〔第2版〕/井上達夫(編) 信山社 2018

受講上の要望、または受講上の前提条件

テキスト科目「法哲学」の学習を終えていることが望ましい。

課題(レポート・小テスト)

 小テスト1回。所定のシステムで、5月上旬に行なう。
 レポート1回。所定のシステムで、5月中旬までに発表し、6/1(木)締切とする。

講義収録時期

2018年度収録

受けてみて

講義内容自体は、非常に興味深く面白い内容でした。

法哲学とは、法に関して、その制定および運用や様ざまな人の法観念・法感覚、また、法現象とよばれる社会現象等に視点をあてて、哲学的に、平たく言えば、既存の諸概念にとらわれることなく考察する学問分野です。そのため、具体的な内容について研究者間の見解の相違が大きく、法の一般的定義は困難となっています。

法哲学では、法の正当性や目的、法と正義の関係、法と道徳の関係、法の権威や限界など、法のさまざまな側面について、哲学的な視点から考察が行われます。

法哲学の代表的なテーマとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 法の定義
  • 法の正当性
  • 法と正義の関係
  • 法と道徳の関係
  • 法の権威
  • 法の限界
  • 法の目的
  • 法と社会の関係
  • 法と政治の関係
  • 法と倫理の関係
  • 法と経済の関係
  • 法と文化の関係

法哲学は、法制度の理解や運用に役立つだけでなく、社会や人間のあり方を深く理解する上で重要な学問分野です。

法哲学の主な学説としては、次のようなものが挙げられます。

  • 自然法論
  • 実定法論
  • 実証法学
  • 自由主義法学
  • 社会主義法学
  • 法治主義
  • 法の支配
  • 法の平等
  • 正義
  • 平等
  • 自由
  • 権利
  • 義務

各学説に関しての話が面白いのでお勧めです。私は毎度の時間が取れないのが難点でした。他の小テストもそうですが、スケジュールをすっかり対応できていませんでした。特に三女が慶應大学病院に入院していて私も付き添いで病院に箱づめでした。ということもあり、小テストなどの対応が全然できなくてしまっていて正直落してしまったかとグッタリしていたのですが何とかレポートも作成して最終試験に臨みました。正直、きちんと授業を毎回じっくりと取り組んでいる人は簡単だったかもしれません(私はかなり苦労しました)最終結果としては、何とかギリギリ単位を取得することができました。ありがとうございます。
 授業内容としては、かなり面白いので是非とも履修してみてください。

↓参考図書類です↓

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