今回は腎臓についての話の続きです。
猫ちゃんが腎機能低下してくると、どのような症状がでてくるか。
初期においては一杯水を飲んで、一杯おしっこを出します。初期段階では、これくらいであんまり症状としてはでてこないので気がつきにくいと思います。
さらに腎臓機能が低下してくると、沢山おしっこをしているにも関わらず、老廃物や余った電解質、リン等ミネラルなどを尿中に排泄することができなくなっていき、体内に溜まっていきます。また、水をたくさん飲んでも多尿によって失った水分を補うことができず、脱水を引き起こしてしまいます。
食欲や元気がなくなってきます。毛づやもなくなってきます。
さらに悪化してくると嘔吐や下痢、便秘も見られるようになり、体重も減少してきます。所謂、尿毒症の症状がでてきます。
腎臓が働かないので老廃物などが排泄されずに体内に蓄積し、やがて他の臓器にも障害をもたらすことになっていきます。
猫ちゃんは、泌尿器系疾患が多いと言われています。腎機能低下由来等の尿毒症は予防などは難しいと思います。腎疾患など泌尿器系の疾患は早期に発見できるか否かが重要だと思います。
なかなか尿の量や状況を観察、把握するのは難しいですが、水分の摂取量、食欲不振は分かりやすいと思います。ヨシカゲちゃんの場合、一番顕著なのは体重の増減です。
うちの場合は、すぐに体重にあらわれます。慢性的な腎不全だと診断される3年位前から体重が減り出すと言われています。定期的に体重の記録をとっておくというのも、早期発見には良いかもしれません。
続きはまた今度。ではでは。
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