腎機能③(クレアチン)

以前、猫はネフロンが少ないので腎機能が弱いという事を書きました。腎機能としてネフロンが50%以上失われてしまうと腎臓病と言われる状態であると言われています。
多飲多尿は60%、血液中の尿素窒素、クレアチン上昇は75%腎機能を失って出現するとも言われています。
クレアチン自体には機能判定はできないとされていますが、カルフォル二ア大学のDr. Cowgillによると次のような関係があるといわれています。
クレアチン指数:2→50%腎機能がある。クレアチン指数:4→25%腎機能がある。クレアチン指数:8→12.5%腎機能がある。
 また腎障害の度合いをステージ分類するもので国際獣医腎臓病研究グループ
(the International Renal Interest Society: IRIS)の分類が用いられることが多いです。

ここでヨシカゲちゃんの8月末の数値でみてみるとクレアチン2.9なのでStage3の前段ということになります。慢性腎不全にあたるのは、Stage2以降の途中からと言われています。

各ステージによって基本的な治療計画がある程度決定されていくということになります。

続きはまた今度。
ニャゴニャゴ。

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