病院にて血液検査を受けた時、腎機能に関する項目としてクレアチン以外に注目されるもので血中尿素窒素の値BUNがあります。
人間でも猫ちゃんでも同じですが食事で摂取した蛋白や組織蛋白は分解されてアミノ酸となります。
アミノ酸の分解産物であるアンモニアは肝臓で代謝されて尿素が生成されます。
血中に放出された尿素は腎糸球体で濾過され、一部尿細管で再吸収されて尿中に排泄されます。
BUNは血液中の尿素に含まれる窒素量(UN;尿素窒素)を測定しています。BUNの異常は主に腎臓からの排泄異常すなわち機能の状態が分かりますが、その他で影響が考えられるものとしては脱水、心不全、食事の蛋白量、消化管出血、肝疾患などでも影響がでます。
またBUNは糸球体濾過率が低下しはじまると上昇するといわれるため、腎機能検査としてクレアチニンと併せて測定し、BUNが高値の場合にはBUN/Cre比を計算することにより、腎外性因子の影響程度を推定することができます。
猫ちゃんの場合、BUNの正常値として15-40mg/dlの範囲とされています。
ヨシカゲちゃんの場合は尿路閉鎖の症状が著しくなった時に数値が上昇していました。
以上のような感じで数値が高いと腎機能低下を疑うのですが
逆に、肝臓の障害やたんぱく質欠乏になるとBUNの値は低下します。BUN値を下げようとするのに一番、コントロールしやすいのは
食事療法だと思います。
詳しくはまた今度!
ニャゴニャゴ。
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