ヨシカゲちゃん、いつもの市ヶ谷動物病院へ。前回、細胞腫を病理に出していたので明確に皮膚型肥満細胞腫と診断される。細胞腫を採取するのは、細胞診といってその部位に針を刺すなどして一部を採取します。それを顕微鏡などで見て検査する方法です。細胞診の場合は特に麻酔は使わないので猫への負担はかなり少ないです。
前回から、悪性だった時も想定してどうするかをずっと検討していたのですが、普通に治療となった時、皮膚型でも内蔵型でも第一選択は外科的処置(手術)ですね。人間でも悪性腫瘍の場合も外科的処置をとなります。
しかしながら、ヨシカゲの場合はそもそも腎臓が弱く体力的に外科的処置に耐えれるかどうか分からないので処置が難しいなと。とりあえず様子を見ようということになりました。
最近、猫ちゃんの悪性腫瘍での治療でオペ後に使われる化学的治療の際に分子標的型の抗がん剤を用いることがあるようです。人間と同じですね。しかし、その手の治療薬を使ったら果たして治療費は一体いくらになるのか・・・(今度、詳しく調べておきます)。分子標的型抗がん剤の副作用はさっぱりわからないのですが、人間がよく抗がん剤で用いるシスプラチンなどは、腎臓への負担が非常に大きいです。猫ちゃんでも抗がん剤で同じような副作用があるならば、うちのヨシカゲちゃんは化学療法は難しいなあ・・・。
外科的処置での麻酔、化学療法での腎臓への負担・・・どちらにしてもヨシカゲちゃんがもし悪性腫瘍だったら取れる手段があんまりないや。
この参考資料先に記載しているグルココルチコイドは抗がん剤を感受性増強作用があり、がん細胞死の誘導で非常に興味深いものがあります。人間向けのがん治療でも有効そう。
ヨシカゲちゃんの治療経過については報告していきます。
ニャゴニャゴ!
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