野良ネコと人間が共存「地域猫活動」を続ける女性 広島

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今回は「地域猫活動」のニュースニャゴよ。

野良ネコと人間が共存「地域猫活動」を続ける女性 広島
(リンク先より文章、画像を引用しています)

リンク先に動画あります。
皆さんは「地域猫活動」をご存じでしょうか?住んでいる地域で数などを管理し、人間と猫が共存するために必要な活動です。その活動を続けている女性を取材しました。 みなさんの自宅や職場の周りでみかける野良猫。繁華街、住宅街、そして原爆ドーム前など色んな場所に猫はいます。 野良猫として生まれペットとして家族の一員になれる猫はほんの一握り。道行く人に餌をねだったり生ごみをあさって何とか生きていますが、時には「厄介者」扱いされ、人間関係のトラブルの元にもなります。 今回はそんな猫と人間が共存する取り組みについての話です。 先月のある寒い夜、女性が市内の住宅を訪ねました。

【秋本直美さん】 「こんばんは、お世話になります」「ご飯はこちらであげとってですよね?」 目的は野良猫の捕獲、こちらの住宅付近では十年前から猫が増え続けているといいます。

【秋本直美さん】 これは捕獲器ですか?「そうです、捕獲器です、これを仕掛けて、この中でご飯を上げて、餌の時間に合わせてご飯を上げます」 広島市に住む秋本直美さん。こどもの頃から動物が好きで野良猫が車にひかれて死んでいる姿を見る度、自分に何かできることはないかとずっと悩んでいました。 そんな思いを胸に20年前から野良猫に不妊去勢手術を受けさせ繁殖させない活動などを続けています。 Q:今、野良猫はどのくらいいる?

【地区の住民は】 「大体10匹くらいは来ていますね。猫がどんどん増えたらいけませんです、いろいろ苦情も出ますし」 餌を入れたケージを置くと、早速、姿を現わします。しかし警戒心の強い野良猫は中々、奥まで入りません。寒空の中、待つことおよそ40分。 (ガチャ捕獲) ようやく捕獲、猫を怖がらせないようにケージを毛布でくるみます。

【秋本直美さん】 「10匹いるんですけど、(捕獲される)姿を見ていると、賢いので覚えているんですよ、よっぽどお腹が空かないとどんどん入らなくなる」 翌日、秋本さんが訪れたのは広島市の動物管理センター、捕獲した猫の去勢手術をしてもらうためです。 Q:これから何匹くらいを持ち込まないといけないと思いますか?

【秋本直美さん】 「まだまだじゃないですか、3桁はいきたいなと、いきたいなというかいるんじゃないかと」 猫の繁殖力は高く、生後4か月~12か月で子供を産めるようになり、1度に2匹~6匹の子猫を産みます。 広島市によると年間1000匹以上の猫が管理センターや保健所に持ち込まれ、その7割が生まれたばかりの野良猫の子猫です。 2011年広島県で犬猫の殺処分の数が全国最多となったことを受け、広島市は2014年から地域猫活動に取り組む町内会、自治会に対して野良猫の不妊去勢手術などの支援を行っています。 手術を終えた野良猫は耳の先を桜の花びらのようにカットされ「さくらねこ」として、もといた場所にリリースされます。餌は地区のボランティアの人が決まった場所で与え、臭いがきつい排泄物も猫トイレで用を足させます。 このように1代限りの生を全うさせ地域で世話をする活動を「地域猫活動」といいます。 広島市によるとセンターに持ち込まれる数は1日10匹ほどだということです。

【広島市南区在住】 「これが13匹目。かじったりするわけよ、ゴミをそういう被害も少なくなる」

【広島市西区在住】 「今年で4年目。糞尿被害がひどかった、活動をやりだしてから猫はけっこう減ってきた」 そして活動に必要なのは町内会や自治会の理解。広島市は「地域猫活動」の説明会を開催し、活動への参加を呼び掛けています。 活動に取り組んでいる町内会などでは「鳴き声」「糞尿」「餌放置」などの苦情が大幅に減ったそうです。 一方、市内におよそ2000ある自治会や町内会で活動を行っているのは全体の18・5%、全ての地域に野良猫がいるわけではありませんが、活動に対する地域住民の理解はまだまだです。

【広島市動物管理センター・渡邊真由美専門員】 「可哀想だからと餌やりをする人の気持ちもわかるが、それによって猫が増えて周りの方に迷惑をかけてしまう、それで猫が嫌われ者になってしまう。地域猫活動を進めることで人と人との関係もつなげることができます」 長年、野良猫が増えない活動を行っている秋本さん、この日は「地域猫活動」を行っていない地区で猫を捕獲します。 この場合、捕獲しても市の援助は受けられないため、秋本さんは知り合いの動物病院へ持ち込み、自腹を切って手術をしてもらいます。

【秋本直美さん】 「探している猫がいて、餌を置いて、そこに来るように暫くして、ゆくゆくは捕獲器を仕掛けて、捕獲したいと」 入っていったのはとあるマンション、捕獲のために許可を得て餌を置いています。 Q:最低でも何匹いる?

【秋本直美さん】 「私が見た猫で、黒と黒白とお母さん猫、子どもを入れて5匹ですね」 秋本さんが餌を置くと、間もなく1匹の猫が姿を現わしました。

【秋本直美さん】 「雄なんですよこれ。これは餌やりさんがいるんですよ、この子はエリアが広くて色んなエリアに現れるんです」 警戒しながら餌を食べる雄猫、その上を見るとこれまで確認されなかったお腹の大きい雌猫が姿を現わしました。

【秋本直美さん】 「この猫はカットがないので、多分避妊はしていない、この大きさだと近々生むんじゃないかと」 このように活動の途中に捕獲しなければならない猫が見つかることは日常茶飯事。秋本さんの活動に終わりはありません。

【秋本直美さん】 「この活動を続けていると色んな人と会うんですけど、いい人が多いです。1人じゃ限界があるので。地域の猫なんで、地域の方たちがそういう風に協力して頂くのが一番」 きょうもこの寒空の下、秋本さんは市内のどこかで活動を行っています。
(リンク先より文章、画像を引用しています)

 地域猫というか野良ネコちゃんですよね。糞尿被害云々もよく分かります。私の庭の野良猫ちゃんたちの糞尿で植物が枯れてしまったりとかしました。鳩の糞害も通じるところがあると思います。人間側の都合の部分が多々ありますし、野良猫ちゃんたちも、そもそも野良猫ちゃんなりの事情もある訳です。共存というのは本当に難しいです。人も猫ちゃんたちも幸せに暮らせるようになるにはどうしたらいいものか・・。
ニャゴニャゴ。


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