皆さま、お疲れ様です。読み終えた書籍が結構あるのですがボチボチとブログに記録を残しておきたいと思います。
今回ご紹介するのは、一風変わった、しかし深く心を惹きつける一冊です。『タフティ・ザ・プリーステス 世界が変わる現実創造のメソッド』（WAVE出版）です。ロシアの神秘主義者ヴァジム・ゼランド氏の著作として知られる「トランサーフィン」シリーズとはまた異なるアプローチで、「現実創造」の核心に迫る本書は、既成概念を揺さぶり、読者を新たな思考の領域へと誘います。かなりスピ系な内容の話がてんこ盛りの書籍です。
タイトルにある「タフティ」とは、古代の知識を持つとされる謎めいた女性の名前。彼女が語る言葉を通して、私たちはこの世界、そして私たちの意識が持つ驚くべき力について、深く考えさせられることになるでしょう。単なる自己啓発書やスピリチュアル本として片付けるには、あまりにも斬新で、実践的なメソッドが本書には詰まっているのです。
「現実のレイヤー」と「スライド」の概念
本書の中心となるのは、「現実は複数のレイヤー（層）で構成されており、私たちの意識の焦点を変えることで、望むレイヤーへと『スライド』できる」という斬新な概念です。これは、従来の「思考は現実化する」といった単純な法則とは一線を画します。
タフティは、私たちの思考や感情が、特定の「現実のレイヤー」に私たちを固定するアンカーのような役割を果たすと説きます。例えば、不満や恐れの感情に囚われていると、それに対応するようなネガティブな現実のレイヤーに留まり続け、なかなか抜け出すことができません。
しかし、意識的に焦点を変え、望む現実のレイヤーに「スライド」することで、私たちは体験する現実そのものを変えることができるというのです。この「スライド」は、単なる願望やアファメーションとは異なり、より深いレベルでの意識の変容を伴います。誰向きなのかあと考えてみたら、叶えたい夢がある人とか引き寄せの法則に興味がある人とか宇宙の法則を使って現実を変えたい人にいいと思います。
「意図」の力と「流れに乗る」感覚
現実を創造する上で重要な鍵となるのが、「意図」の力です。タフティは、目標設定のような明確な「意図」だけでなく、もっと根源的な、内なる「意図」の重要性を強調します。それは、力んだり、無理強いしたりするのではなく、まるで川の流れに乗るように、自然な形で望む現実を引き寄せる力です。
この「流れに乗る」感覚は、抵抗を手放し、宇宙の法則に身を委ねることに近いかもしれません。私たちが何かを強く欲したり、執着したりすると、エネルギーが停滞し、「流れ」を阻害してしまいます。そうではなく、静かに、しかし確信を持って「意図」を定めることで、現実は自然とその方向に動き出すとタフティは説きます。
「ペンデュラム」からの自由
「トランサーフィン」シリーズにも登場する「ペンデュラム」の概念は、本書でも重要な役割を果たします。「ペンデュラム」とは、人々の思考やエネルギーが集まって形成される、一種の情報エネルギー構造体のこと。社会的な固定観念、大衆心理、信念体系などが、強力な「ペンデュラム」として私たちの意識を操り、望まない現実へと引きずり込むことがあります。
タフティは、これらの「ペンデュラム」の影響に気づき、そこから意識的に距離を置くことの重要性を説きます。「ペンデュラム」にエネルギーを供給することをやめ、感情的な反応を避けることで、私たちはその支配から自由になり、自らの「意図」をより純粋に実現することができるようになります。
「魂のささやき」と「心の声」
本書は、理性的な思考や論理だけでなく、「魂のささやき」や「心の声」といった、より直感的で内的な感覚を重視します。私たちの内には、進むべき道、本当に望む現実を知っている羅針盤のようなものが存在するとタフティは言います。
社会的なプレッシャーや他者の意見に惑わされることなく、この内なる声に耳を傾け、それに従って行動することが、真の幸福と望む現実への鍵となります。瞑想や内省といった実践を通して、この内なる声に気づき、対話する方法が本書では示唆されています。
実践的なメソッドと変革的な可能性
『タフティ』は、単なる理論的な考察に留まらず、具体的な実践メソッドを提供している点が特筆されます。「スライド」を意識的に行うためのエクササイズ、内なる「意図」を明確にするためのテクニック、「ペンデュラム」の影響を中和化するための戦略など、読者が自身の現実創造に積極的に関わるための具体的な道筋が示されています。
これらのメソッドを実践することで、読者は自身の意識の変容を体験し、これまで囚われていた 制限から解放され、本当に望む現実へと自己再認識する可能性を秘めていると言えるでしょう。
深掘りポイントと批判的考察の視点
以下の深掘りポイントと批判的考察の視点を持つことで、より学術的で質の高い分析が可能になります。
- 「現実のレイヤー」と「スライド」概念の哲学的な考察: この概念は、既存の哲学や形而上学のどのような思想と関連を持つのか、あるいは異なるのかを考察することができます。例えば、多世界解釈や現象学といった視点から、その妥当性や可能性について議論を展開することができます。
- 「意図」の概念と心理学的なメカニズム: 「意図」がどのようにして現実を創造する力を持つのか、心理学的なメカニズムの観点から分析することができます。自己暗示、プラセボ効果、自己成就予言といった心理現象との関連性を探ることも興味深いでしょう。
- 「ペンデュラム」概念の社会学的考察: 「ペンデュラム」を、社会学における集合的意識や 社会的構築主義といった概念と関連づけて考察することができます。大衆文化やメディアが、どのように強力な「ペンデュラム」として機能するのかを分析することも有益です。
- 「魂のささやき」「心の声」と直感の役割: 理性的な思考と直感的な感覚のバランスについて、 心理学的および神経科学的な観点から考察することができます。直感が意思決定や問題解決において果たす役割についての研究を参照することも有効です。
- 「現実創造」メソッドの有効性と科学的根拠: 本書で提唱されているメソッドが、実際にどのような効果をもたらすのか、経験的データや科学的研究に基づいて批判的に評価することができます。自己啓発やスピリチュアルな実践の効果に関する既存の研究を参照することも重要です。
- トランサーフィンとの比較: ヴァジム・ゼランド氏の 他の著作、特に「トランサーフィン」シリーズと比較することで、『タフティ』独自の概念やメソッドの独自性を明らかにすることができます。
まとめ：自己変革と現実創造への深い目覚めを促す一冊
『タフティ・ザ・プリーステス 世界が変わる現実創造のメソッド』は、読者に自己認識と現実に対する新たな視点を与え、自己変革と意図的な現実創造への深い目覚めを促す、刺激的な一冊です。
ミルクティー飲みたいさんのタフティー回
こちらのYoutube見てから読んでみるといいかもしれません。
人気ブログランキング
にほんブログ村
コメント