皆様、お疲れ様です。元気にしていますでしょうか？
「まさか、うちの娘たちが二人も桐朋に…そして、三女も？」
東京で子育てに奮闘する就職氷河期世代の私にとって、長女と次女が桐朋小学校にご縁をいただけたことは、今でも夢のようです。決して経済的に裕福とは言えないわが家が、なぜ二人もの娘を桐朋に通わせることができたのか？ そして今、三女の受験を前に、私が考えていること、実践していることを、同じように経済的な不安を抱えながらもお子さんの可能性を信じるあなたへ、赤裸々にお伝えしたいと思います。
桐朋小学校は、豊かな自然に囲まれた自由な校風と、子どもたちの個性を尊重する教育で知られています。多くのお子さん、そして親御さんにとって憧れの小学校の一つでしょう。しかし、その人気ゆえに、お受験は決して簡単なものではありません。特に、私たちのような経済的な余裕がない家庭にとっては、「もしかしたら無理なのではないか…」という不安が常に付きまといます。
それでも、長女と次女が桐朋でのびのびと成長する姿を見るにつけ、「三女にも同じような環境を与えてあげたい」という思いが募るばかりです。
この記事では、わが家がどのようにして桐朋小学校のお受験を乗り越えてきたのか、そして三女の受験に向けてどのような準備を進めているのかを、お金をかけずにできることを中心に、具体的な方法と共にご紹介します。
なぜ、経済的に厳しくても桐朋小学校を目指すのか？
既にお子さん二人が桐朋小学校に通っているあなたなら、その魅力は十分に理解されていることでしょう。改めて、私が経済的に厳しい状況でも桐朋小学校を目指す理由を整理させてください。
- 子どもの個性を尊重する教育: 桐朋小学校は、画一的な教育ではなく、子ども一人ひとりの興味や関心、才能を伸ばすことを重視しています。長女と次女を見ていると、本当に自分の好きなことを見つけ、それを深く追求する力を育んでいただいていると感じます。
- 豊かな自然環境: 広大な敷地と自然に囲まれた環境は、子どもたちの豊かな感性と創造性を育みます。都会に住んでいても、自然の中で思い切り体を動かし、様々な発見をする経験は、子どもたちの成長にとってかけがえのないものです。
- 自主性を育む校風: 先生方は、子どもたちの自主性を尊重し、自分で考え、行動する力を辛抱強く育んでくださいます。指示待ちではなく、自ら学ぶ姿勢が身につくことは、将来にわたって大きな財産となるでしょう。
- 多様な価値観を持つ仲間との出会い: 桐朋小学校には、様々な家庭環境や価値観を持つ子どもたちが集まっています。多様な他者との関わりを通して、子どもたちは広い視野と柔軟な思考力を育むことができます。
- 上の娘たちの存在: 長女と次女が桐朋に通っていることは、三女にとって大きなアドバンテージです。学校生活へのスムーズな移行が期待できるだけでなく、姉たちの経験やアドバイスは、何よりも心強い支えとなるでしょう。
経済的な負担は決して小さくありません。しかし、桐朋小学校で得られる教育と経験は、お金では買えない価値があると信じています。
お金がないからこそ！わが家が実践した桐朋小学校お受験対策【長女・次女編】
振り返れば、長女と次女のお受験の際も、私たち夫婦は試行錯誤の連続でした。高額な幼児教室に通わせる余裕はありませんでしたが、その代わりに、以下のような対策を地道に実践してきました。
- 親子の密なコミュニケーションと遊び:
- 絵本の読み聞かせ: 毎日欠かさず絵本を読み聞かせ、豊かな語彙力と想像力を育みました。図書館を積極的に利用し、様々なジャンルの本に触れる機会を作りました。
- 自然体験: 近所の公園や児童館の自然観察会などに積極的に参加し、季節の変化や自然の不思議を肌で感じる機会を大切にしました。
- 手作り教材と遊び: 市販の高価な教材はほとんど使わず、折り紙、粘土、積み木など、身近な素材を使った手作り教材で遊びを通して学びました。
- 会話を大切にする: 日常会話の中で、なぜ？どうして？を繰り返し、子どもの探求心を刺激するように心がけました。
- 生活習慣の確立:
- 早寝早起き: 規則正しい生活リズムは、心身の健康の基本です。毎日同じ時間に寝起きすることを習慣にしました。
- 食事のマナー: 食事の際には、正しい姿勢や箸の持ち方、感謝の気持ちなどを教えました。
- 身の回りのことを自分でさせる: 着替え、片付け、持ち物の準備など、自分でできることは自分でさせるようにしました。
- 過去問の徹底活用（無料公開されているものを中心に）:
- 情報収集: インターネットや先輩ママのブログなどで、桐朋小学校の過去の入試に関する情報を集めました。
- 手書きでの再現: 過去問を参考に、記憶を頼りに問題を再現し、家庭内で模擬試験を行いました。
- 親が先生役: 子どもの解答を見て、どこが理解できていないのか、どのように考えれば良いのかを丁寧に教えました。
- 地域の幼児向け無料イベントの活用:
- 児童館や子育て支援センター: 地域の子育て支援センターや児童館が主催する、無料の遊びや学びのプログラムに積極的に参加しました。
- 図書館のイベント: 図書館の読み聞かせ会や工作教室なども、子どもの知的好奇心を刺激する良い機会となりました。
- 上の娘たちの力を借りる:
- 遊び相手: 長女と次女は、三女にとって最高の遊び相手であり、学びの先生でもあります。姉たちが妹に絵本を読んであげたり、一緒に遊んだりする中で、自然と様々なことを学んでいます。
- 学校生活の共有: 姉たちが学校であった出来事や楽しかったことを話すことで、三女は桐朋小学校への憧れを自然と育んでいます。
これらの対策は、お金はかかりませんが、親の根気と工夫、そして何よりも子どもと向き合う時間が必要でした。しかし、その努力が実を結び、長女と次女が桐朋小学校にご縁をいただけたことは、私たちにとって大きな喜びであり、自信につながりました。
三女のお受験に向けて～わが家の新たな挑戦
長女と次女の経験を踏まえ、三女のお受験に向けて、わが家ではさらに以下の点に力を入れて取り組んでいます。
- 長女・次女からの学びを活かす:
- 姉たちの経験談: 姉たちがお受験の際にどのようなことを感じ、どのように準備してきたのかを三女に伝えてもらうことで、具体的なイメージを持たせ、モチベーションを高めます。
- 姉たちとの模擬練習: 姉たちに面接官役や試験官役をお願いし、家庭内で模擬面接や簡単なペーパーテストを行うことで、本番の雰囲気に慣れさせます。
- 三女の個性と興味を尊重したアプローチ:
- 得意なこと、好きなことを伸ばす: 長女、次女とはまた異なる個性を持つ三女の興味や関心を大切にし、それを遊びや学びに取り入れることで、主体的な学びを促します。
- 焦らない、比べない: 三女のペースを尊重し、姉たちと比べたり、周りの状況に焦ったりすることなく、じっくりと成長を見守ります。
- 親の役割を再認識する:
- 精神的なサポート: 受験に対する不安やプレッシャーを感じやすい三女の気持ちに寄り添い、励まし、安心感を与えることが最も重要な親の役割だと考えています。
- 情報収集と分析: 最新の入試情報や傾向を把握し、わが家の方針に合った対策を練り直します。
- 夫婦の連携: 夫と協力し、役割分担をしながら、三女の受験をサポートしていきます。
- 地域社会とのつながりをさらに深める:
- 先輩ママからの情報交換: 桐朋小学校に通うお子さんを持つ先輩ママたちとの交流を通して、貴重な情報を得たり、不安を共有したりすることで、精神的な支えとします。
- 地域の教育関連イベントへの参加: 地域で開催される幼児向けの教育イベントなどに積極的に参加し、新たな学びの機会や情報収集の場とします。
お金がなくてもできる！桐朋小学校お受験成功のための5つの秘訣
わが家の経験を踏まえ、経済的な負担を抑えながら桐朋小学校のお受験を成功させるための秘訣をまとめました。
- 早期からの家庭学習の習慣化: 高価な教材に頼るのではなく、絵本の読み聞かせや自然体験、手作り教材などを通して、遊びながら学ぶ習慣を早期から身につけることが重要です。
- 親子の密なコミュニケーション: 日常会話や遊びを通して、子どもの思考力、表現力、社会性を育むことが、何よりも大切です。
- 過去問を徹底的に分析し、対策を練る: 無料で公開されている情報や、先輩ママからの情報などを活用し、過去の入試の傾向を把握し、家庭でできる対策を考えましょう。
- 地域の無料資源を最大限に活用する: 児童館、子育て支援センター、図書館などが提供する無料のプログラムは、子どもの学びと成長をサポートする貴重な機会です。
- 家族の協力体制を築き、精神的なサポートを惜しまない: 兄弟姉妹の力も借りながら、家族一丸となってお子さんを支え、精神的な安定を与えることが、受験成功の鍵となります。
最後に～三女の未来を信じて
経済的な不安は尽きませんが、長女と次女が桐朋小学校で素晴らしい教育を受け、大きく成長している姿を目の当たりにしている今、三女にも同じ機会を与えたいという思いは揺るぎません。
お金がないからといって、子どもの可能性を諦めるのではなく、知恵と工夫、そして何よりも愛情を持って接することで、道は開けると信じています。
このブログが、同じように経済的な不安を抱えながらも、お子さんの未来を真剣に考えるあなたの背中を少しでも押すことができれば幸いです。
三女の受験という新たな挑戦を通して、私も親としてさらに成長していきたいと思っています。これからも、わが家の経験や学びを共有していきたいと思いますので、ぜひまたこのブログを訪れてください。
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