皆様、お疲れ様です!元気にしていますでしょうか?最近、証券会社のアカウントが乗っ取られる事件が多発していて、そのアカウント情報がダークウェブに流れているとかいないとか。今回はダークウェブのことを書いてみようかと思います。
「インターネットの裏側」「もう一つのWebサイト」…なんて言葉、聞いたことありませんか? もしかしたら、それが今回お話しする「ダークウェブ」のことかもしれません。
「ダークウェブって、なんだかハッカーとか悪い人が使うやつでしょ?」「自分には関係ないし、ちょっと怖いなぁ…」
そう思っている方も多いかもしれませんね。確かに、ダークウェブには危険な側面がたくさんあります。だからこそ、興味本位で面白半分にアクセスすることは絶対にダメ! これは最初にお約束してくださいね。
でも、ダークウェブについて「知識として知っておく」ことは、インターネットを安全に使う上で、そして今の社会を理解する上で、実はとっても役立つんです。
今日のブログでは、この謎多きダークウェブとは一体何なのか、普通のインターネットと何が違うのか、そしてどんな危険があるのかを、初心者の方にも分かりやすく、そして安全に解説していきます。「へぇ~、インターネットってそんな風にもなってるんだ!」と、知識の一つとして学んでいきましょう!
まずは基本のキ!インターネットって「3つの層」でできているってホント?
実は、私たちが普段使っているインターネットの世界って、よく「氷山」に例えられるんです。海の上に見えている部分はほんの一部で、海面下にはもっと広大な世界が広がっている…みたいなイメージですね。
- サーフェスウェブ(表層Web):「氷山の一角」 これが、私たちが毎日普通に見ているウェブサイトの世界です。GoogleやYahoo!みたいな検索エンジンで検索して出てくるブログ、ニュースサイト、企業のホームページなんかがこれにあたります。インターネット全体のほんの数%なんて言われたりもします。
- ディープウェブ(深層Web):「海面下の大部分」 ここからが「見えない」部分。でも、決して怪しいものではありませんよ! 例えば、
- オンラインバンキングの自分の口座ページ
- GmailやSNSの自分の受信箱
- 会社の社内ネットワーク(イントラネット)
- 有料の動画配信サービスでログインした後のページ みたいに、IDやパスワードを入力しないと見られない、検索エンジンには引っかからないけど合法でごく普通に使われているページのことです。インターネットの大部分は、このディープウェブだと言われています。
- ダークウェブ:「さらに奥深く、特殊な世界」 そして、このディープウェブの、さらに奥深く、特別な方法を使わないとアクセスできない領域が「ダークウェブ」なんです。ここが今回の主役。氷山で言えば、深海の底の方にある、ちょっと謎めいた部分…というイメージでしょうか。
ダークウェブって、普通のネットと何がそんなに違うの?(超ざっくり解説)
じゃあ、そのダークウェブって、普通のインターネット(サーフェスウェブや一部のディープウェブ)と何が決定的に違うんでしょうか?
- とにかく「匿名性」がめちゃくちゃ高い! これが最大の特徴です。「Tor(トーア)」っていう特別なブラウザソフトを使うことが多くて、これを使うと、自分の情報(どこからアクセスしているかなど)を何重にも暗号化して隠してくれるんです。だから、誰がサイトを見ているのか、逆に誰がサイトを運営しているのかが、ものすごーく分かりにくくなっています。
- Google先生でも見つけられない! 普通の検索エンジンでいくら検索しても、ダークウェブのサイトはまず出てきません。
- URL(アドレス)が呪文みたい… 普通のサイトのURLは「https://google.com」みたいになっていますが、ダークウェブのサイトは「xxxxxxxxxxxx.onion」みたいに、ランダムな文字列で、最後に「.onion(オニオン)」がつく特殊なものが多いんです。玉ねぎの皮みたいに、何層にもなっていて本質が見えない…ってことなんでしょうかね?
「なんでそんな匿名性の高い場所があるの?」 って思いますよね。 実は、ダークウェブの技術って、元々は「政府によるネット検閲が厳しい国で、ジャーナリストや人権活動家が自由に情報を発信したり、安全に連絡を取り合ったりできるように」という目的で開発された側面もあると言われているんです。プライバシーを極限まで守りたい、という思いから生まれた技術でもあるんですね。
ダークウェブの「光」と「闇」…一体どんなことに使われているの?
匿名性が高いということは、良いことにも悪いことにも使われる可能性があるということです。
- ダークウェブの「光」の側面(理念としては…)
- 検閲が厳しい国での自由な報道、政府の不正を内部告発する場
- プライバシーを極度に重視する人たちのコミュニケーションの場
- 匿名で悩み事を相談できる窓口(ただし、本当に安全かは見極めが必要)
こういう「光」の側面は、確かに存在意義があるのかもしれません。でも…
- ダークウェブの「闇」の側面(こっちが圧倒的にヤバい!) 残念ながら、今のダークウェブは、この「闇」の側面が非常に強く、危険な情報で溢れかえっているのが現実です。
- 絶対に手を出してはいけないモノの取引: 違法な薬物、銃などの武器、偽造パスポートや偽札、盗まれたクレジットカード情報など。
- あなたの個人情報も売り物に…: 過去に流出した企業の顧客情報(ID、パスワード、メールアドレスなど)が売買されていることも。
- サイバー攻撃の道具屋さん: コンピュータウイルスやハッキングツールが売られていたり、サイバー攻撃を請け負うハッカーが募集されていたり。
- 許されない、おぞましいコンテンツ: 児童ポルノなどの違法で極めて有害なコンテンツ。
- 過激な思想の温床: テロ組織がメンバー募集や資金調達に使ったり、過激な思想を広めたりする場。
もうお分かりですよね? ダークウェブの「闇」は、私たちの社会のルールや倫理観を完全に無視した、本当に危険な世界なんです。
【超超超重要!】絶対にダークウェブに近づいちゃダメな理由!危険性まとめ
「ちょっと覗くだけなら大丈夫でしょ?」…絶対にダメです! ダークウェブに興味本位でアクセスすることには、こんなにもたくさんの危険が潜んでいます。
- ウイルス感染の危険性大!: アクセスしただけで、あなたのパソコンやスマホがウイルスに感染してしまう悪質なサイトもたくさんあります。個人情報を抜き取られたり、遠隔操作されたりするかも!
- 見ちゃいけないものを見ちゃうかも…: 違法なコンテンツや、精神的に大きなショックを受けるようなグロテスクな画像・映像に遭遇してしまう可能性があります。
- うっかり個人情報がダダ漏れ!?: 安易に情報を入力したり、ファイルをダウンロードしたりするのは自殺行為です。
- 気づいたら犯罪の片棒を担いでた!?: 違法なモノの取引に関わってしまえば、それはもう立派な犯罪です。
- 「自分だけは大丈夫」は通用しない!: 高い匿名性があるからこそ、無法地帯になっているのがダークウェブ。そこでは、私たちの常識や「安全だろう」という期待は通用しません。
もし間違って変なサイトにアクセスしちゃったら…?(冷静に対処!)
万が一、普通のネットサーフィン中にうっかり変な広告をクリックしてしまったりして、ダークウェブ関連のサイト(そんなことは滅多にありませんが、念のため)に迷い込んでしまったら、慌てずに以下の対処をしてください。
- すぐにブラウザを閉じる!
- もし何かファイルをダウンロードしてしまっていたら、絶対に開かずに削除!
- お使いのセキュリティソフトで、ウイルススキャンを必ず実行!
- それでも不安な場合や、何か被害に遭ったかもしれないと感じたら、警察のサイバー犯罪相談窓口や、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)などに相談しましょう。
まとめ:ダークウェブの知識は「盾」、好奇心は「矛先」を間違えないで!
さて、今日はダークウェブという、インターネットのちょっぴり怖い側面についてお話ししました。
ダークウェブは、インターネットの匿名性を極限まで高めた特殊な空間です。そこには、確かに自由な情報交換という「光」の理念もありましたが、残念ながら現在は、違法行為や有害な情報が蔓延する「闇」の側面が圧倒的に強くなってしまっています。
私たち一般のインターネットユーザーが、興味本位でダークウェブにアクセスするメリットは、はっきり言って何もありません! むしろ、ウイルス感染や犯罪に巻き込まれるなど、取り返しのつかない危険に身をさらすだけです。
大切なのは、「ダークウェブというものが存在し、そこには大きな危険がある」ということを正しく理解しておくこと。 そして、絶対に近づかないこと。 この知識が、あなた自身をネットの脅威から守る「盾」になるはずです。
インターネットは便利なツールですが、使い方を間違えると怖い側面も持っています。正しい知識とリテラシーを身につけて、安全で楽しいインターネットライフを送りましょうね!
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