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航空自衛隊との共同訓練に参加するインド空軍のスホイ30戦闘機4機が10日、茨城県の空自百里基地に到着した。インド戦闘機が来日するのは初めて。16～26日に百里を拠点に日印2国間で初の戦闘機同士の共同訓練を予定している。
両者の部隊指揮官は記者会見し、防衛協力の強化を訴えた。
両国の協力関係は、戦闘機投入の訓練で、これまでの海上訓練などから段階を引き上げる形となる。日本側には中国を念頭にインドを引き込みたい狙いがあるとみられ、到着した機体の上方に弧を描く放水で歓迎姿勢をアピールした。
会見で、百里基地司令の石村尚久空将補は「共同訓練を実施できることは歴史的に意義深く、関係を一層深化できると期待している」と指摘。インド空軍のカピール大佐は「長年の友好関係を強化し、両国の戦略的関係を深める新たなステップになる」と強調した。
訓練には、空自から百里基地のF2と石川県の小松基地のF15が4機ずつ入る。インド空軍は要員約150人が来日。C17輸送機2機や空中給油機1機が支援する。
2019年11月の両国の外務・防衛閣僚協議（2プラス2）で戦闘機訓練の実施を合意したが、新型コロナウイルス感染拡大で先延ばしになっていた。
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