皆様、お疲れ様です!体調はいかがでしょうか?梅雨明けの便りが待ち遠しい7月。燦々と輝く太陽の下、どこか心静かに過ごせる場所、都会の喧騒を離れてリフレッシュできるスポットをお探しではありませんか?そんなあなたに、私、ぽにょが自信を持っておすすめしたいのが、東京都調布市仙川にある武者小路実篤記念館・実篤公園です。
文豪・武者小路実篤が晩年を過ごしたこの地は、彼の愛した自然の面影を今に伝える、緑豊かな美しい庭園が広がっています。今回は、夏の光がきらめく7月の実篤公園の魅力と、心安らぐ文学散歩の楽しみ方を、余すところなくお届けします!さあ、一緒に夏の扉を開けてみましょう。
実篤公園ってどんなところ? – 武者小路実篤が愛した「美しき哉」自然豊かな空間
まず、実篤公園がどんな場所なのか、簡単にご紹介しますね。 この公園は、日本の近代文学を代表する作家の一人であり、画家としても知られる武者小路実篤(むしゃのこうじ さねあつ)が、1955年(昭和30年)から1976年(昭和51年)に亡くなるまでの20年間を過ごした邸宅跡を中心として整備された公園です。
実篤は、個人の調和と解放を理想とした「新しき村」を創設したことでも知られていますが、この仙川の地でも、自然を愛し、多くの作品を生み出しました。公園内には、彼が実際に暮らした旧実篤邸が保存されており、その周囲には四季折々の表情を見せる回遊式の庭園が広がっています。特に、公園の中心にある大きな池は、訪れる人々の心を和ませる象徴的な存在です。
文学の薫りと豊かな緑、そして穏やかな時間が流れるこの場所は、まさに都会のオアシス。実篤の「仲よき事は美しき哉」という言葉が、自然と心に響いてくるような、そんな温かい空気に満ちています。
所在地
東京都調布市若葉町1-23-20
面積
5002.16平方メートル
公園の特色
武者小路実篤が晩年の20年を過ごした邸宅の敷地を公園として公開した公園です。園内には、ウメ、コブシ、サクラ、フジ、アジサイ、ツバキなどの花木、ショウブや武蔵野の野草が花咲き、秋には木々が鮮やかに 紅葉して、四季折々の風情を醸し出しています。上の池には水源となる湧水があり、下の池には鯉が泳ぎ、また、野鳥も数多く訪れます。また、6月から8月にかけて運が良ければ黄金色に輝くヒカリモをみることができます。
土曜日・日曜日・祝日の11時から15時には実篤邸内も公開しています。
開園(館)時間 午前9時から午後5時
休園日
月曜日(祝日のときはその翌日)(翌日が祝日のときはその翌日)
年末年始(12月29日から1月3日)
(注)休園日は実篤記念館に準じます。
施設情報
- トイレ
武者小路実篤
武者小路実篤
武者小路 実篤(むしゃのこうじ さねあつ、1885年(明治18年)5月12日 – 1976年(昭和51年)4月9日)は、日本の小説家・詩人・劇作家・画家。貴族院勅選議員。華族の出で、トルストイに傾倒し、『白樺』創刊に参加。天衣無縫の文体で人道主義文学を創造し、「新しき村」を建設して実践運動を行った。伝記や美術論も数多い。 姓の武者小路は本来「むしゃのこうじ」と読むが、実篤は「むしゃこうじ」に読み方を変更した。しかし、一般には「むしゃのこうじ」で普及しており、本人も誤りだと糺すことはなかったという。 仲間からは「武者」(ムシャ)の愛称で呼ばれた。文化勲章受章。名誉都民。日本芸術院会員。贈従三位(没時叙位)。
Wikipediaより引用しています。











いざ、7月の実篤公園散策へ! – 五感で楽しむ夏の庭園美と文学の香り
それでは、太陽が日差しを強める7月の実篤公園へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
1. 門をくぐれば、そこは緑深き別世界 京王線仙川駅からほど近い場所にありながら、一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界。7月の木々は青々と葉を茂らせ、力強い生命力に満ち溢れています。蝉の声が夏の訪れを告げ、濃い緑のトンネルが、都会の暑さを忘れさせてくれるかのようです。木漏れ日がキラキラと小径に落ちる様は、それだけで心が洗われます。
2. 池のほとりで涼を求めて – 鯉、亀、そして水辺のハーモニー 公園の主役とも言えるのが、中央に広がるひょうたん型の大きな池。7月の太陽の下、水面はキラキラと輝き、見ているだけで涼やかな気分にさせてくれます。 池には、色とりどりの立派な鯉たちが悠々と泳ぎ、甲羅を陽に当てて気持ちよさそうにしている亀たちの姿も。時には、カモの親子がのんびりと水浴びをしているのを見かけることもありますよ。 池の周りにはベンチも設置されているので、ここで一休みしながら、水辺の生き物たちを眺めるのは至福のひととき。水面に映る木々の緑と空の青のコントラストも、写真に収めたくなる美しさです。
3. 7月の園内を彩る花々と緑のシンフォニー 「7月って、梅雨明け直後だし、花は少ないんじゃない?」と思われるかもしれませんが、実篤公園はそんな心配をよそに、夏ならではの彩りを見せてくれます。
- 名残の紫陽花: もしかしたら、梅雨の置き土産として、色鮮やかな紫陽花がまだ少し楽しませてくれるかもしれません。しっとりとした風情が、夏の緑によく映えます。
- 夏の主役たち: サルスベリの木々が、そろそろ華やかな花を咲かせ始める頃でしょうか。ムクゲやキキョウ、ギボウシといった夏の花々も、園内のそこここで楚々とした姿を見せてくれるはずです。
- 深緑のグラデーション: 何といっても7月の主役は、生命力に満ちた木々の緑!深緑、黄緑、常盤色…さまざまな緑のグラデーションが目に優しく、森林浴効果も抜群です。苔むした岩や灯篭なども、しっとりとした日本の夏の美しさを感じさせてくれます。
4. 旧実篤邸の佇まい – 文豪が愛した日々の暮らしに想いを馳せて 池のほとりに佇むのが、武者小路実篤が実際に暮らした旧実篤邸です。茅葺き屋根(現在は銅板葺き)の素朴ながらも温かみのある建物は、実篤の人柄を映しているかのよう。残念ながら常時内部公開はされていませんが(記念館のイベント時などに公開されることも)、庭からその外観を眺めるだけでも、ここで実篤がどのような日々を送り、どんな作品を生み出していったのか、想像が膨らみます。縁側に座って、この美しい庭を眺めていたのでしょうか…そんなことを考えると、なんだか実篤が身近に感じられますね。
5. 文学の香りに触れる – 武者小路実篤記念館へ 公園散策と合わせて、ぜひ立ち寄っていただきたいのが、園内に併設されている武者小路実篤記念館です。こちらでは、実篤の愛用品や原稿、そして彼が描いた多くの絵画(かぼちゃや野菜、花の絵などが有名ですね!)が展示されています。 彼の作品や生涯に触れることで、公園の風景がより一層味わい深いものになることでしょう。「この言葉は、この庭を見て生まれたのかな」なんて、発見があるかもしれませんよ。7月は暑いので、涼しい館内でひととき文学に浸るのもおすすめです。
実篤公園、7月の散歩を快適に楽しむためのワンポイントアドバイス!
夏の公園散策を心地よく楽しむために、いくつかポイントをご紹介します。
- 暑さ対策は万全に!: 7月の日差しは侮れません。帽子や日傘、サングラス、そして水分補給のための飲み物は必須です。適度に木陰で休憩を取りながら、無理のないペースで散策しましょう。
- 虫よけスプレーも忘れずに: 自然豊かな場所なので、蚊などの虫も元気な季節。虫よけ対策をしておくと安心です。
- 開園時間・休園日の事前チェック: 訪れる前には、必ず公式サイトで最新の開園時間や休園日を確認しましょう。
- アクセス: 最寄り駅は京王線の仙川駅。駅から徒歩約10分ほどで到着します。バスを利用する方法もありますので、事前に調べておくと良いでしょう。
- 静かな時間を楽しむマナー: 公園は多くの人が憩う場所です。大きな声を出したりせず、静かに自然と文学の調和を楽しみましょう。写真撮影も、他の来園者の迷惑にならないように配慮したいですね。
実篤が愛したこの場所で思うこと – 「仲よき事は美しき哉」その心
木漏れ日の下を歩き、池の鯉を眺め、実篤の言葉に触れていると、自然と心が穏やかになっていくのを感じます。実篤は生涯を通じて「人間万歳」「愛と美」を謳い、理想の社会「新しき村」を追求しました。そして、彼の代表的な言葉の一つ「仲よき事は美しき哉」は、この公園の持つ温かく調和のとれた雰囲気に、まさにぴったりと重なります。
争いのない、互いを尊重し合える世界への願い。それは、7月の緑が濃く、生命が輝くこの場所で、より一層強く心に響いてくる気がします。日々の忙しさに追われていると忘れがちな、大切な何かを思い出させてくれる…実篤公園は、そんな力を持った場所なのかもしれません。
まとめ:7月の実篤公園は、日常をリセットする特別な場所 – あなたも文学と緑のシャワーを浴びに出かけませんか?
武者小路実篤記念館・実篤公園は、7月の暑い時期だからこそ訪れたい、緑陰と水辺の涼、そして文学の香りに満ちた特別な空間です。都会の喧騒から離れて、静かに自分と向き合いたい時、美しいものに触れて心をリフレッシュしたい時、ぜひ足を運んでみてください。
きっと、武者小路実篤が愛したこの場所で、あなただけの宝物のような時間を見つけることができるはずです。さあ、カメラと飲み物を持って、心豊かな7月の文学散歩に出かけましょう!
この記事が、あなたの素敵な夏の思い出作りのきっかけになれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
https://youtube.com/shorts/m-L7J62cYDY?feature=share
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